剪定鋸はメンテナンスをきちんとすることで長持ちします。剪定鋸を使ってそのままにしておくとすぐに鋸が錆びて切れなくなってしまいます。できるだけ長く剪定鋸を使うため、今回は剪定鋸のメンテナンスについて紹介していきます。
鋸が切れなくなってしまう原因は大きく2つ。
①刃先が鋭くなくなってしまうこと
②刃先が錆びてしまうことです
①の状態になってしまうと目立が必要になってきます。鋸は目立専門業者があることからもわかるように複雑な作業が必要になるため、素人が簡単にできるようなものではありません。それに市場に出回っている多くの剪定鋸が替刃式のため、わざわざ目立にお金をかけるよりも買い替えてしまった方が安上がりです。しかし、②の刃先の錆を防ぐことなら簡単に出来ます。替刃式でもできるだけ長く使えるようにメンテナンスしていきましょう。
鋸の切れ味を長持ちさせるため、使った後には必ずメンテナンスをしましょう。まずお湯を鋸にかけます。お湯をかけることで木についたシブなどがふやけるので、新聞紙などでこすると簡単に取れます。なかなか取れないときは再度お湯をかけてみましょう。それでも取れないときはお湯につけます。その後、水分をしっかり拭き取り、乾燥したら刃についた木クズをできるだけキレイに落としてください。木クズが詰まるとなかなか簡単には落ちないので、ブラシなどを使って丁寧に落としてください。生木を切るとヤニがついてしまうことがあり、そのままにしておくと錆の原因になりますので、市販のヤニ専用のクリーナーなどを使ってメンテナンスしましょう。
キレイに汚れを落としたら、鋸に油を塗ります。鋸のメンテナンスで油を塗っておくことは欠かせません。保管する前に油を塗っておくことで錆を防ぎ切れ味も持続します。油はホームセンターなどで売っている潤滑油などでメンテナンスするのが理想ですが、ない場合はサラダオイルなどでも代用品として使用できます。油を鋸全体に塗って軽く拭き取って専用ケースに入れて保管してください。専用ケースがない場合は、新聞紙などに包んで保管しておくと次回のメンテナンスの手間が省けます。
買い替えが簡単にできる替刃式の剪定鋸でも、簡単なメンテナンスをするだけで切れ味が長持ちします。また、ご自分でメンテナンスすることによって愛着も出てきます。いざ剪定をはじめる時に錆ていて使えない!なんてことがないように、普段からきちんとメンテナンスしましょう。